· 

十字架の見えるテラスから(64)

雨の多い日々、心と体が守られますようにお祈りしています。先日、聖書を教えている学校で「平和学」を専門にしておられる先生からお話を聞く機会がありました。「平和学」という学問があることさえ知りませんでしたので、とても興味深くお話を聞くことができました。戦争の反対はなにか?という質問から始まりました。戦争の反対は「非平和」という状態だそうです。非平和な状態には様々な状況が含まれました。たとえば毎日十分に食べることができない貧困の問題や自分が信じている宗教を人に言うと何かされる不安を感じて言うことができないことなども含まれました。非平和な状態は私たちの周りに多くあることを知ることができました。お互いの非平和な状態をどう解決していくかを考えるのが「平和学」なのだそうです。聖書には次のような言葉があります。だから、平和に役立つことや、違いを築き上げるのに役立つことを追い求めようではありませんか。」暴力は平和を壊すものです。暴力ではなく、話し合い、協力しあうこと。神様は私たちが互いに話し合い、協力しあうために言葉を与えてくださいました。神様のお言葉を聞き、お互いを言葉によって知りあい、祈り会うことができる場所として教会があります。