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十字架の見えるテラスから(73)

ホームページがクリスマスバージョンになりました。教会のクリスマスの飾り付けが終わり、ホームページもクリスマスの飾り付けが終わりました。ホームページのクリスマスカラーを見ると、暖かさを感じます。暖かかった11月が終わり、12月になると急に寒くなってきました。寒さというのは、寂しさや虚しさを心に与えるのではないでしょうか。マッチ売りの少女は、寒さの中、マッチの少しの暖かさを感じて幸せな幻を見ました。私たちは暖かさを感じなければ生きていくことができません。体の暖かささけではなく、心にも暖かさが必要です。先日、聖書の授業で「ありがとうの木」を子どもたちに描いてもらいました。葉っぱも何もない木に、お礼を言いたい人へのメッセージを葉っぱに書いて貼っていきます。子ども達は、一生懸命に神様やお父さん、お母さん、先生、友達にありがとうのメッセージを書いていました。その姿を見て、人間の心の中にある暖かい思いは、外に出さないといけないと感じました。子ども達が書いた短いありがとうのメッセージは、きっと読んだ人の心に暖かい思いを与えます。心の中にメッセージを持っていても、何かの形で外に出して相手に伝えなければ、その人の心の中で終わってしまいます。クリスマスカードや年賀状の季節は、人への思いを伝えやすい時です。コロナウィルスの流行で人との距離感が難しくなりました。心の中にある人の心を暖かくする思いを伝えていきたいと思います。