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十字架の見えるテラスから(77)

もうすぐ2022年が終わり、2023年が始まろうとしています。新しい年は、日曜日から始まります。新しい年を礼拝から始めましょう。コロナウィルスの流行のなかで、礼拝とは何かということを考えさせられました。平塚富士見町教会でも何回か礼拝を行えない期間がありました。礼拝が行えないからこそ、なぜ礼拝が大切なのかを考えさせられました。礼拝は、神様のお言葉を聞く時です。神様に向き合う時、私たちは一人の造られた人間です。いろいろな違いを持ちながら、神様の前では誰もが同じ存在になることができます。神様のお言葉を聞く時、私たちは黙すしかありません。毎日たくさんの言葉を聞き、たくさんの言葉を語ります。しかし神様のお言葉を聞く時には、私たちは黙して聞く者となります。礼拝によって、心が高ぶるときは沈められ、心が沈む時には高められます。神様のお言葉には、私たちの心のバランスを整える力があります。新しい年も、様々な出来事に私たちの心は乱されるでしょう。しかし礼拝によって、私たちの心はちょうど良いバランスに保たれることができます。神様のお言葉を聞く礼拝を大切にして一年を過ごしてまいりましょう。