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十字架の見えるテラスから(81)

2月に入りました。4月から畑を始めましたが、冬になるとあまり畑に行く必要がなくなりました。一つの理由は、夏の終わりに畑に植えるべきものを植えるのが遅かったこと。もう一つは、冬に育つ野菜はあまり水を必要としないからです。夏野菜の収穫が楽しかったぶん、秋から冬にかけては収穫するものがなくて寂しくなってしまいました。夏の終わりにしっかりと準備をしていなかったからだと反省しています。そういう経験をしていると、スーパーにならぶ野菜たちは、農家の方々がしっかりとした仕事をされて並んでいるものだと気がつかされます。種の植え方も一つ一つ違います。秋に人参を収穫するのを楽しみに種を植えましたが、種まきが遅かったようで育ちませんでした。種を無駄にしてしまったことがとても残念です。種を植える時、イエス様がされた「種まきのたとえ」を思い出します。種は、イエス様のお言葉をたとえています。道端におちたり、いばらのなかに落ちた種は、芽を出しても十分に育ちませんでした。良い土がなかったからです。良い土は、私たちの心にたとえられます。良い土があれば、イエス様のお言葉は私たちの心ですくすくと育っていきます。畑はうまくいきませんでしたが、お言葉の種はしっかりと育つようにしたいと思いました。