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十字架の見えるテラスから(83)

先日、マスクに関する見解が政府から出されました。いよいよマスクを外す時が来るのだと感じられた方も多いのではないでしょうか。思い起こせばコロナウィルスとの戦いが始まってから、マスクに関してはいろいろな出来事がありました。品薄になったり、材質に関して言われたり。こんなにマスクを着けることが日常になるとは誰も思っていたなかったと思います。顔を隠すことが当たり前になってしまった今、外すことに抵抗を感じてしまう自分に驚かされます。しかし、コロナウィルスとの戦いが小さなものになっていくことを感じることができるのは、やはりホッとします。私たちは、この長い戦いから何を学ぶことができたでしょうか。これから、私たちはこの出来事を光ある未来にするために用いていく必要があると思います。コロナウィルスの犠牲になられた方々の命の上に私たちの命があると思うべきなのではないでしょうか。そして、生かされている理由と生かされている時間を感謝して生きることが大切なのではないかと思います。キリスト教は過去を振り返ることを大切にします。過去の出来事から学ぶことによって、神様への信頼を深めていくことの大切さ、過去の辛いこと、苦しいことも光に繋がると信じることの大切さを聖書は私たちに伝えています。神様を信じる者には、その力がすでに与えられているのです。光へと歩み出す一歩を共に歩み出しましょう。