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十字架の見えるテラスから(87)

今日は、長く礼拝に出席することができない方を訪問して、聖餐式を行いました。お体のご病気が続いて、礼拝に出席したいという思いを持ちながら、礼拝堂に集うことができない方がおられます。二人だけの聖餐式でしたが、神様が共にいてくださるという安心を感じることができる時間でした。パンと杯をいただく時、神様は体の中から私たちを強め、清めてくださると感じて信じることができます。聖餐式は、教会が大切にしてきた、イエス様の肉と血によって、神様と私たちが繋がる大切な儀式です。洗礼を受け、信仰を持った人しか受けることができません。なぜなら、信仰を持って受けなければ目の前にあるものは小さなパンと少しのぶどう酒でしかなくなってしまうからです。信仰を持って受けるときに、それはイエス様の大切な十字架にかけられたお体になり、苦しみの中で流された血になるのです。久しぶりに聖餐式を受けられた方が、体の中から強められて、闘病生活が支えられますよにと心から祈り願います。