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十字架の見えるテラスから(89)

昨日、コロナになってからずっとお会いできていなかった教会の方と施設でお会いすることができました。三年間、お会いすることができませんでした。この施設は、私の祖母が天に召されるまで10年暮らした施設でもあります。コロナの前まで何回も訪れていた施設に、三年間も行くことがなかったのだと改めて車を走らせながら思いました。毎月礼拝が行われていた施設でしたが、コロナの影響で礼拝が行われなくなりました。みんなで礼拝することを楽しみにされていた方も多かったと思います。礼拝を守ることもできず、家族にも会うことができない日々。施設で働かれる皆さんにとっても、病気を持ち込むことができない大変さがあったと思います。「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」このイエス様のお言葉を深く考えさせられます。人が生きるとはどういうことなのか。多くの方の生きる場所である施設がコロナの流行によって多くの試練に出会い、そこで暮らす方々、働かれる方々は、本当に大変な思いをされてきたことを思いました。コロナからの回復が進むなかで、生きる力を神様が施設で暮らしておられる皆さんに与えてくださるようにお祈りします。