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十字架の見えるテラスから(93)

今年は花粉がいつもより多く飛んでいるというニュースをよく耳にしました。車全体が汚れていたことも多く、本当に飛んできているのだと感じた方も多かったことと思います。花粉症であることを自覚し始めたのが数年前だったのですが、今年は症状がひどく、先日ついに耳鼻科に行って薬をもらってきました。この時期は、年度末ということもあり、なんとなく次の年度への不安を感じる時でもあります。自分自身も今までになく体調が悪かったのですが、同じように体調を崩されている方が多いことを心配しています。特に、普段元気で責任を持っていろいろなことをなさる方達が体調を崩してしまっているように思います。コロナからの回復が進むなかで、前に進みたい気持ちと、心と体がついていっていない自分の現実を見せつけられたような気がしてしまいます。少し立ち止まって自分の心と体が疲れていないか、休んだほうがいいのか見極めることが大事なのだと思います。しかし、私たちは自分のことほどわからないことが多いのです。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」このイエス様のお言葉は、私たちに自分のことを思うことをうながしています。自分は疲れていないだろうか。重荷を負っていないだろうか。忙しさで忘れがちな自分を振り返る時がイエス様のお言葉によって与えられます。イエス様のもとに集う礼拝は、自分を振り返り、心を休ませる大切な時間です。