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十字架の見えるテラスから(103)

教会の裏には工場がありましたが、数年前に営業を終えました。土地が売りに出されて、20軒近くの家が建てられました。すでに

ほとんどの家に人が住んでおられます。とても落ち着いた住宅地になりました。子ども達もたくさんいて、これから賑やかになりそうです。建物は、そこに永遠にあり続けるような印象を受けます。しかし、役割を終えた時にはすぐに次のものに変わっていきます。コロナウィルスとの戦いが始まったとき、誰もいない教会の礼拝堂で感じたことを思い出します。礼拝堂は、人が集わなければどんなに立派な建物でも役割がなくなってしまうのだと思わされました。では、何が必要なのかといえば、神様を礼拝したいという思いです。そのような思いはたとえ建物がなくなっても変わることがないと感じました。その思いを受け継いでいくことが今、礼拝堂で礼拝をしている私たちに与えられた使命です。明日は教会総会が持たれます。今年度の平塚富士見町教会の歩みを神様が祝福し、多くの人にイエス様の福音を伝える使命を担っていくことができますようにと祈りを持って教会総会に臨みます。