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十字架の見えるテラスから(112)

5月21日 説教要旨 「主の復活、ハレルヤ」讃美歌333番 イザヤ書25:7~8 コリントの信徒への手紙一15:50~58

 

1番「主の復活、ハレルヤ。ほめうたえハレルヤ。墓も死も憂いも、打ち破 る主イエスよ。」ハレルヤという言葉は、ヨハネの黙示録19章6節にあるよ うに、神様の偉大な業をほめたたえる言葉です。イエス様の復活の出来事 は、何よりも喜ばしい、神の偉大な業です。この出来事が、私たちが最後に たどり着く場所であった墓と死を打ち破り、心に重くのしかかる死を滅ぼし ました。もう死の棘は私たちの心から抜かれたのです。

 2番「墓ふさぐ岩さえ、三日目にのけられ、死を越えて命へ、主は勝利おさ めた。」イースターの朝、イエス様のお体に香油をぬるためにお墓に急いで いた女性たちの心には重くのしかかる思いがありました。一つは、イエス様 をお助けすることができず、愛する方が亡くなってしまったこと。もう一つ は、イエス様の墓を塞いでいる重たい石を取り除けられるかという心配でし た。彼女たちがお墓に着くと、その二つの心配が両方すでに取り除けられて いました。イエス様の復活は私たちの心を塞ぐ重たい思いさえ取り除く出来 事です。

 3番「墓に立つ天使が、喜びを知らせる。「おそれるな。主イエスは、ここ にはおられない。主を包んだ衣が、まるめられているだけ。」天使たちは喜 びの知らせをはっきりと女性たちに伝えます。

4番「さあ、行って、この知らせを弟子達に告げなさい。主は復活なされ た。われらは救われた。死のとげさえ滅ぼし、人の罪をあがなう。主の復活 ハレルヤ。歌声はハレルヤ」天使から伝えられた女性たちは、イエス様の弟 子達にそのことを伝えます。喜びの知らせは、次の人へ、次の人へと伝えら れ、私たちにまで伝えられたのです。 「主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないこと を、あなたがたは知っているはずです。」(コリントの信徒への手紙一15 章58節)私たちの人生には、様々な苦労があります。しかし、伝えられた者 として教会につながり、イエス様に結ばれている時、すべては無駄にはなら ないことを私たちは知っています。動かされることなく、イエス様の十字架 の救いを信じて「ハレルヤ」と主を賛美していきましょう。