· 

十字架の見えるテラスから(121)

6月18日の日曜学校では「野の花を飾ろう」というイベントを行いました。毎年、教会員の方が一つ一つ手作りで小さな花瓶を作ってくださいます。一つ一つ形も大きさも違って、子どもたちは楽しそうに花瓶を選び、飾り付けをしていました。飾りをつけたら庭に出て小さな花を選びました。みんな、とても楽しそうでした。

 

日曜学校の礼拝のメッセージを考えながら、花瓶の意味を考えました。この花瓶は小さな花瓶です。箱のフタには聖書の言葉が書いてあります。「野の花がどのように育つのか注意して見なさい。」マタイによる福音書6章28節の言葉です。花瓶に小さな花を飾ってみると、小さな花がとても綺麗に見えてきます。そして、いつもはあまり目に留めない花を花瓶があることでじっと見つめます。すると、花の形や色の素晴らしさに気がつくことができます。

 

普段、私たちは、あまり気に留めていないことが多くあります。特に、人の苦しみや悲しみは、いつもは気に留めません。気に留めるのを避けてしまっているのかもしれません。しかしそれに気がつくことはとても大切なことです。

 

気が付かないことに気がつくことの大切さもこの花瓶によって知ることができました。