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十字架の見えるテラスから(161)

11月19日 説教要旨 「町のために祈る」

 エレミヤ29:4~7 使徒言行録18:1~11

 

神の使命に生かされて

 礼拝の後、アフタヌーンチャーチを行います。本日は、この町のために祈ることをテーマに行います。WIZのみなさんは、主に茅ヶ崎で活動をされていますが、本日は平塚の町のために歌っていただきます。この教会が93年前にこの地に建てられ、この町のために祈りを重ねてきました。神が教会に与えた使命は、その地で、そこに住む方々のために祈ることです。

 東海連合長老会の教会全体修養会で、井ノ川勝先生が前任地の山田教会でのことを語ってくださいました。「私たちは伊勢市民10万人を代表して、とりなしの祈りをしているとの思いで毎週の礼拝をささげている」という言葉に胸が打たれました。

 わたしたちは、自分の満足のために礼拝をささげているわけではないのです。今日の礼拝の説教は良かった、という言葉に目くじらを立てるつもりはありません。ただ、自分の満足のためという次元を超えたところに立つ時に、それはもっと大きな喜びです。誰かのために生きる、誰かのために祈るならば、その祈りは、自己の満足を超えます。この町のために、わたしたちは祈ります。

 

エレミヤの力

 エレミヤは、孤独な預言者と呼ばれます。エレミヤが預言を語った時代、彼の言葉は両手で受け入れられるものではありませんでした。彼に敵対するハナンヤは人々に受け入れられる言葉を語りました(28章)。ハナンヤはエレミヤを侮辱します。しかし歴史を生き残ったのは、エレミヤの言葉でした。

 エレミヤは人々の承認要求を満たすことではなく、神さまから承認されていること、愛されていることを力にしました。使命に生きるものの生きる力は、神さまからくるのです。