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十字架の見えるテラスから(163)

11月26日 説教要旨 「神のみ許に行こう」 出エジプト記29:10~14 ヘブライ人への手紙13:9~19

成熟してゆく 8節でイエス・キリストが昨日も今日も変わらないと語り、続く9節 で、異なった教えに迷わされてはいけないと説いています。一方に永 遠の神を置き、他方に移りゆく人間の様を描いて、そのコントラスト を際立たせています。 神さまは永遠のお方で、私たちは変化していくものだと、それでは どのように私たちは変わってゆくのでしょうか。9節について、エフェ ソ書の4:14が参照されていました。エフェソ書4章13節に「成熟し た人間になる」とあります。私たちは、永遠の神さまを知り、信じ、 成長してゆきます。成熟してゆくのです。キリストの愛と忍耐を知る 時に、私たちも忍耐し、愛するものになってゆきます。 もちろん、移りゆくもののなかで、右往左往している自分は否めま せん。いろいろなことで一喜一憂する自分を認めつつ、私たちは、神 さまを信じます。この世界に一本まっすぐ通った神の御意志を知って います。そして、その神さまに向かって、日々、心を上げていきま す。その時に、私たちは高められ、成長し、成熟してゆきます。どの ような遅々とした歩みであっても構いません。神さまを仰いで生きる 時に、私たちは成熟した者となっているのです。そしてゴールである 神さまのもとに行くのです。

外に向かって 13節「宿営の外に出て」とあります。宿営、神の民が集う場所の 「外」に出て行こうと勧めます。これは伝道です。先週、私たちはア フタヌーン・チャーチを行いました。これからクリスマスを迎えま す。イエス様が愛されたこの世界と、そこに住む人々のために、 「外」に向かって、みことばと賛美を響かせていきます。分断と争い の世界に、愛の成熟した人格、キリスト者の祈りと伝道が必要です。