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十字架の見えるテラスから(173)

12月31日 説教要旨「暗き闇に星光り」

イザヤ書55:1~5 ヨハネ黙示録22:16~17

1「暗き闇に星光り、わが行く道示して、救い主のいます村に導き行け我らを」暗い闇の中に光る星によって、博士たちはイエス様のもとへと導かれました。彼らは何を求めて旅に出たのでしょうか。それは変化だったのだと思います。

2「かいばおけは露に濡れ、幼き主はまどろむ。み使いらはみ子を守り、歌声もてたたえぬ。」博士たちがたどり着いたのは、小さな貧しい馬小屋でした。小さな民族の小さな王としてお生まれになった方がそこには居られました。博士たちが望んだものはそこにあったのでしょうか。イザヤ書55章9節「天が高く超えているように、わたしの道は、あなたたちの道を、わたしの思いは、あなたたちの思いを高く超えている。」博士たちがお会いできたのは、王を超えた救い主でした。

3「感謝に満ちて、われら今、深き愛をあらわさん。博士たちは主にささげぬ、黄金、乳香、没薬」博士たちは、自分たちが大切にしていたものを小さな王におささげしました。彼らは変化を求めて旅に出ました。彼らが求めたものがそこにあったのかは分かりません。しかし、確かなことは、彼らがささげる者になることができたということです。ささげることは誰にもでできることです。しかし、ささげるのに相応しい方に出会うことができたことは、博士たちにとって大きな変化だったと思います。

4「たぐいもなき宝さえ、捧るには足らねど、まずしき身の歌と祈り、主は喜び受けたもう。」神様が私たちにささげてくださった救い主イエス様に比べれば、私たちがささげることができるものは小さなものでしかありません。神様は私たちの歌と祈りを受けてくださいます。私たちは主が喜んでくださるから新しい年も歌い、祈ることができます。ささげるのに相応しい方に出会うことができた喜びに満たされて、新しい年も神様に歌と祈りをおささげしていきたいと思います。